■検出可能な菌:黄色ブドウ球菌
■培 養 条 件 :37℃ 48±2 時間
■判 定:黒または灰色の光沢がある隆起した円形集落で周囲に透明帯が見られる
■ベアードパーカーについて:
黄色ブドウ球菌選択分離培地でISO(6888-1)より推奨されています。
今後、卵黄加マンニット食塩寒天培地から、ベアードパーカーへの変更が予定され
ています。卵黄加マンニット食塩寒天培地と比べ塩分濃度が低い為、損傷菌も発育
させやすく、亜テルル酸カリウム、グリシン、塩化リチウムが黄色ブドウ球菌以外を抑制さ
せます。亜テルル酸カリウムが還元され黒変します。
■特 徴:本培地はヒトの皮膚や動物などに生息している黄色ブドウ球菌の検出培地
です。黄色ブドウ球菌は耐熱性の毒素を産生します。そのため、加熱前の
食品で毒素が産生された場合、加熱により菌が死滅しても食中毒となります。
加熱前の食品での菌の有無を確認することが食中毒予防の1つと考えられております。
※食品衛生検査指針収載
※培地が分注されている為、すぐに表面塗抹平板法による検査ができます。
※培地性能試験を実施済みで、安定した品質の培地をご使用いただけます。
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